正確な書名は以下のとおりです。
Jean Baudrillard Photographies 1985-1998, Hatjze Cantz, 1999.
哲学者ジャン・ボードリヤールは、シミュラークルという概念を駆使して高度消費社会を多角的に分析し広く読まれた人ですが、写真家としても素晴らしい作品群を制作し続けた人で、この書物は、1998年にヨーロッパ各地を巡回した彼の写真展のカタログとして制作されたもので、一般書籍としても流通したものです。テクストは独仏英の三カ国語で印刷され、ボードリヤール自身の複数の文章に加えて、Peter Wibel による論文(エピローグとして巻末にありますが、それなりに分量と実質のある論です)が収録されています。
個人的には、シミュラークル(幻像)という鍵概念と彼の写真の関係が興味深く、光の反映や水の流れなどのモチーフが頻繁に現れるその作品群は、絵画におけるスーパーリアリズムの問題(やはり鏡やガラスなど光を反射する素材が頻出する)などとの関連を考えてみたくなるものです。またボードリヤールの色彩感覚の良さにも驚かされます。
地に線上の汚れが一箇所ありますが、それ以外は目立つ汚れや傷や書き込みはなく、極めていい状態で保管されていた美品です。写真でご確認ください。現在は高騰が続いている一品で、この価格でこの状態での入手はほぼ不可能な一冊と思います。
参考までにアマゾンへのリンクを貼っておきます。
https://www.amazon.com/Jean-Baudrillard-Photographies-Peter-Weibel/dp/3893229841
| 商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |
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